蘇る食堂車の記憶!?神田鐵道倶楽部
なんだと思いますか。神田鐵道倶楽部。鉄じゃなくて鐡ですよ。クラブじゃなくて倶楽部ですよ。夜はまぁ綺麗なネオンの輝くお店も多い神田ですが、明らかにそういうお店の感じではないですね。
そう、神田鐵道倶楽部は電車好きの人たちが大喜びしそうな、食堂なんです。
場所はJR神田駅東口・北口改札を出て、銀座線に乗り換える階段のすぐ横。雨が降っていても濡れずに行ける場所です。開店初日、オープン直後にお邪魔したら、すでにこの列。まぁ、皆さん色々と写真を撮っているわけです。私自身、小さい頃はほんの少し電車に興味を持っていた時期はありますが、おかげさまで特に深入りすることもなく無事に大人になることができたわけで、それほど感慨があるわけではありませんでしたが、

入り口脇の扉に貼ってあった昔の時刻表を見ると、鉄道を趣味にする人たちほどではないですが、子供の頃を思い出したりするわけです。さいたま新都心もなければ土呂もない、新白岡もなければ東鷲宮のない頃のものですから。土日になると上野駅に行って、特急のヘッドマークの写真を撮りに行っていたなぁ、なんて。

あぁ、なんか大きな駅のホームには、こんなのぶら下がっていたなぁ、程度ではありますが、幼い頃の記憶が蘇ります。
メニューはと言いますと、
こんな感じ。なんと言っても、運営はNRE(日本レストランエンタプライズ)。前身は国鉄の食堂車をやっていた日本食堂なわけですから、その部分は押してきます。昔懐かしなんて言ってしまっているので、もう若い子なんか相手していません。神田にいるおっさんか神田に来るおっさんか、神田を通り過ぎるおっさんだけにターゲットを絞っているわけです。
で、注文したのは、昔懐かしベロネーズ。
生まれて初めて食べましたよ、昔懐かしベロネーズ。スパゲティの上にミートソース。の上にトンカツです。まぁお腹いっぱいです。窓の外の風景が変わって行くわけではなく、カウンターのみの席なので、食堂車の雰囲気というのとはちょっと違うと思うのですが、その分店内の装飾はやたらと鉄分が濃くて電車好きの皆様は嬉しそう。バシャバシャ写真を撮っていました。どうやら、この皿も北斗星の食堂車で実際に使われていたものだそうで、隣の2人組の人は、お連れさんに自慢げに話していました。
このお店の前に、この場所に入っていたのは、やはり NREが運営するカレーのお店だったのですが、一食あたり1,000円近くしました。駅構内とはいえJRも強気だなぁと思いましたが、今回は、例えばこのベロネーズは780円(Suicaなら750円)と、少しだけリーズナブルに。JRもちょっとは考えたのでしょうか、神田のこと。なにせ、ランチは1コインで済む店がわんさかある街ですからね。
レジの近くには、車内販売で取り扱っているほやの燻製やホタルイカの素干しなんかも売っていました。夜は、そんなのをツマミに楽しめるバーになるそうです。